レポート

2017/09/22

母となった私たちの「はたらく」を語ろう!
「NECワーキングマザーサロン」レポート

NECワーキングマザーサロンとは?

女性活躍が求められるなか、出産後の女性の職場復帰や再就職を支えるために、待機児童解消や労働環境の改善が急ピッチで進められています。しかし“母となって働く・働きたい”女性たちが抱える「不安」や「悩み」はなかなか解消されない、という現実があります。 「NECワーキングマザーサロン」は母となって働く・働きたい女性が、不安や悩みを自ら解決できるようになることを目指す、少人数制のワークショップです。 この活動は、産後ケアに取り組むNPO法人マドレボニータとNECの協働による、母となって働く・働きたい女性のクオリティ・オブ・ライフの向上を目的とした社会復帰支援プログラムです。毎年6月~11月、全国各地で展開し、今年度で第9期を迎え、これまで6,306人が参加しました。 サロンを開催運営するのは、NECワーキングマザーサロンです。全員がボランティアで参画する市民たち。地域ごとにチームを作り、会の運営からサロンの進行まで担っています。

●9/17中野サロン開催レポート

9/17(日)杉並・中野・豊島チームによる第5回NECワーキングマザーサロンin中野が開催されました。参加者は10名+赤ちゃん2名。育休中、妊娠中や復職したばかりの方など、様々ですが、それぞれにモヤモヤしたものを抱えて参加していました。 サロンでは、「母となってはたらく」をテーマに「①人生②仕事③パートナーシップ」3つの切り口からひとつを選び、まずは一人で考え、次にペアでワーク、最後は全員でシェアという流れで進んでいきます 最初に話に出たのは「時短」に対するモヤモヤ。「働き方改革」が叫ばれ、時短勤務に対しても理解ある会社が増えつつありますが、みんなより先に帰ることを罪悪感と思っている母たちも少なくありません。 運営メンバーの光瀬奈々江さんは、今回のサロンに参加して自身の5年前の職場復帰の際に、「復帰した当初はこれまで休んでいたから、今まで以上に働いて職場に貢献しなければ!」と思い込んだ結果、「フルで働けない私って存在価値がないのでは」とまで悩んでいたそうです。サロンに参加するうちに、今では、「全部自分でやろうとしないで人に委ね、委ねてやってもらったら『申し訳ない』ではなく『感謝』の気持ちを伝えること」ができるようになったと振り返っていました。 今回の中野サロンでは、「夫婦関係」、「人生」などについても深い話題となり、会場が熱くなりました。 詳しい開催報告については、こちらのブログからどうぞ

  • 熱心に語り合う参加者

  • 全体の雰囲気

●次回の開催のお知らせ

ワークショップのプログラムは、産後女性の心身ヘルスケアに取り組むマドレボニータが考案したコミュニケーション・ワークを活用し、短時間でも本質的な問題に触れることができるように構成されています。話すことが苦手な方でも他の参加者の話から新たな気づきがあります。誰でも安心安全に話ができる場です。 実際に参加者からは、気持ちが前向きになったという感想が多く寄せられています。

「NECワーキングマザーサロン」は出産して、これから職場復帰する方、いつか仕事を再開したいと思っている方、すでに子育てしながら働いている方、学生さん・・・などなど、状況や職業に関わらず、「母となって働く」というテーマに関心がある女性はどなたでも参加できます。ぜひ気軽にご参加ください。

■10月の開催日程詳細&お申込みは、こちらから
【対象】「母となってはたらく」というテーマに関心のある女性
※生後210日以内のお子様は一緒にご参加できます。
【定員】10組
【参加費】500円
 ※資料として『マドレ式・ワーキングマザーの教科書』をお渡しします
【お問い合わせ】開催日程に記載されている参加希望サロンの〔問合先〕まで、メールでご連絡ください
 ※参加希望サロンの問合せ先で連絡がつかない場合は、NECワーキングマザーサロン・プロジェクト本部までご連絡ください
◆お問合せはこちら◆
NECワーキングマザーサロン・プロジェクト本部 メール:wmsalon.pj@gmail.com

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