• お問い合わせ

HEART & DESIGN FOR ALL ~誰もが暮らしやすい社会の実現へ~

  • Facebookへのリンクボタン
  • twitterへのリンクボタン

レポート

2017/08/31

誰にでもやさしい沖縄 誰もが笑顔になれる旅 vol.2

当事者や専門家のアドバイザーを派遣

飲食店や宿泊施設で スタッフの対応方法を 具体的にアドバイス

沖縄県の取り組みの中で、もうひとつ注目したいのは、宿泊施設、観光施設、飲食店などの観光関連事業者に対し、バリアフリーの専門家や当事者をアドバイザーとして派遣する「観光バリアフリーアドバイザー派遣事業」です。
7月20日、沖縄市料理飲食業組合では、市内でホテル、居酒屋、そば屋などを営む理事約20名が集まり、バリアフリーセミナー講師も務める親川さんからのアドバイスを求めました。高齢者や障害者への食事の提供は「誤嚥などの不安もあり自信がない」と本音をぶつける組合長の當山康司さん。親川さんは「最初から『できない』ではなく、家族の方に『普段どんなものを食べてますか』と聞きながら、一緒に工夫する気持ちが大事」とアドバイス。深くうなずく理事の皆さんの姿がありました。

観光施設の バリアフリー化にも 当事者目線を反映

2018年春リニューアルオープン予定の「沖縄こどもの国」

 
同日、沖縄市内の「沖縄こどもの国」を、車いすのアドバイザー仲根建作さんが訪問。沖縄市のプロジェクトとして、「日本一ユニークな動物園」を目指し進行中の、同施設リニューアル計画について意見交換が行われました。今後、整備されていくエリアについて、仲根さんはスロープの勾配、滑りにくい床材、手すりの高さなど、車いす利用者ならではの目線で具体的にアドバイス。その後、近年新設された経路を車いすで視察。「昔はもっと坂がきつかったが、今はエレベーターもあり、勾配もゆるやか。車いすの人も家族と一緒に楽しめる」と仲根さん。「動物が暮らしやすい環境と、人が楽しめる環境の共存は永遠の課題」と園長の高田勝さん。誰もが楽しめるさらなるバリアフリー化を目指し、プロジェクトメンバーとアドバイザーは、炎天下の現場で真剣に意見を交わし続けました。
◆「沖縄こどもの国」を訪問する仲根さん



アドバイザー 仲根 建作さん
特定非営利活動法人 沖縄県脊髄損傷者協会 理事長