レポート

2017/11/09

ユニバーサルマナーアワード2017表彰式レポート

「ユニバーサルマナー」とは、自分とは違う誰かの視点に立ち行動するマインドとアクション。HEART & DESIGN FOR ALLでは、一般社団法人ユニバーサルマナー協会が運営する「ユニバーサルマナー検定」を、公式サポーターとして応援しています。

先日、新宿区の京王プラザホテルで「ユニバーサルマナーアワード2017」の表彰式が開催されました。高齢者や障害者など多様な人たちの視点に立ち、心地良い取り組みを推進する42の企業や団体がエントリー。その事例を「革新性」「継続性」「波及性」「実効性」の観点から審査し、すべての観点を一定の基準で満たす19の企業・団体を選出、イノベーション、サステナビリティ、インパクト、インクルージョンの4つの部門ごとに表彰が行われました。

受賞企業や団体の代表者は壇上に登り、審査員も務めたユニバーサルマナー協会 代表理事 垣内俊哉氏から表彰盾を受け取り、それぞれ受賞の歓びを述べました。いずれの企業・団体のコメントも、お客さまや目の前にいる人とのコミュニケーションをよりよいものにしたい、もっともっと真心のこもった対応をしたいという気持ちからユニバーサルマナーを導入し、真摯に取り組んできたことが伝わってくるものでした。その活動を通して1人ひとりの意識が変わり、組織が変わり、その変化が本来の活動によい結果をもたらしている素晴らしい事例ばかり。手話でコメントする代表者あり、応援スタッフも壇上に呼ばれ記念撮影あり、会場は終始温かい拍手に包まれました。そして、全19の受賞事例の中からWEB投票により選ばれたグランプリは、高齢者や障害者に真心のこもった細やかな対応を実践した大同生命保険が受賞しました。

グランプリに輝いた大同生命保険株式会社の谷口典江さん


プレゼンターを務めた垣内氏が、106㎝という車いすの視点だからこそ気付き、障害者や高齢者への接し方を誰もが身に付けられるマナーとして体系化した「ユニバーサルマナー」。それは、目の前で困っている人を見かけたときに、自分に何ができるのか、なんと声をかけてよいかわからず戸惑っていた多くの人に、一歩を踏み出す勇気を教えてくれました。個人が変わり、組織が変わり、社会が確かに変わりつつあることを、実感できた表彰式でした。



◆一般社団法人ユニバーサルマナー協会
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