レポート
2016/04/28
本音で話そう!「働くこと」について
社会人 × 大学生(青山学院大学 総合文化政策学部)
三好 今の就活って、どんな感じ?
藤牧 「自己分析を完ぺきにして軸を見つけなさい」とか、よく言われます。
寺田 それが見つかれば苦労しない。
秋田谷 楽しいと思えることが軸、かな。
林 それでいいと思う。「どんなことが好きか、何をしているときが楽しいか」。その価値観が会社と合うかどうか。お互いをよく知ることが面接なので。
三好 私の場合「これは向いてない」「あれも違う」って消去法で経営者の道を選んだ。
岸田 私は「誰のために働くか」が軸だった。中2のとき父が亡くなって、高1で母も過労で倒れ、一命は取り留めたものの車いす生活に。母が以前のように行きたい場所に行ける社会にしたいという思いで、仲間とバリアフリーの会社を起業しました。
浜井 私は働く上で人間関係がネックです。バイト先にどうしても苦手な上司がいて半年で辞めました。社会人になったら自分を抑えて適応することも大切かな。
林 誰と働くかはすごく大事。例えば営業職はどこの会社にもある。同じ職種だったら、「一緒に働きたい」と思える人がいるかどうかを基準に選ぶのもひとつの方法。
北澤 「いっしょに働きたい人」って、一言でいったらどういう人ですか?
林 私の場合はビジョンを持った人。会社や社会をこんな風にしたいなっていう想いを持っている人。
三好 私は自分にないものを持っている人と仕事をしたい。私もその人が持っていないものを提供したいって思う。
岸田 2つとも同感!あと1つ、家族や大切な人とちゃんと向き合える人。身近な人を大切にできない人が社会を良くできるわけない!
三好 結婚についてはどうですか?
小松 したいですっ!
三好 はやっ(笑)!なんでなんで?
小松 社会のことはまだわからないし、いろいろ不安。だからこそプライベートを充実させたい。子どもも欲しい。運動会も行きたい!
秋田谷 仕事とプライベートってなんだろう、どうして分けるんだろ。
藤牧 プライベートって「結婚して子どもを持つ」ことだけじゃないんだ、って就活を通して感じた。
岸田 私、最近広報に配属された新人女子に「
岸田 さんみたいな働き方してたら、絶対結婚できないですよね」って言われたんですよ!
三好 私もずっとそういう働き方だった。去年3月に社長になった時お客さんに「社長が直々に来るんだ」って言われたことをきっかけに、現場を部下に引き継いでいたところ、妊娠がわかって今年1月に出産。うちは女性社員が半分以上なので、働き方を変えていかないと会社が継続しにくい。だから、ワーママのためのWEBメディアも立ちあげた。
林 うちも在宅勤務とスーパーフレックスの併用制度を一部に導入。例えば4時半までの時短だった人が、子どもを寝かしつけた後、家でも仕事できるようになり、育児中の社員から大好評。今後はすべての社員に広げていきたい。
寺田 フレックスって女性のためって言われがちだけど、お互い働き方や時間が選べたらいいですよね。男の人が家事を「手伝う」っていう言い方が嫌い。自分の家だろ!(笑)
三好 今後は介護問題もあるし、時間と場所に関わらず働ける環境は絶対必要。
岸田 うちは障がいのある寝たきりの社員もいるのでチャットワークの体制を整えました。
秋田谷 まさに多様性!いろんな人が輝くことが妨げられない社会になればいい。
北澤 将来どうするか悩んでたけど、いろんな話が聞けて、明るい気持ちになれた。
浜井 就活も、もっと柔軟な考え方をしてみようかなと思えるようになりました。
藤牧 就活はゴールじゃなくて経験!
岸田 そして、無駄な経験はなにもない!
林 迷ってないで、行動してほしいな。
三好 何がしたいかわからなくっても、「どう生きたいか」さえ見えてれば大丈夫!