レポート
2016/08/04
旅をあきらめない、 夢をあきらめない!
クラブツーリズム株式会社 ユニバーサル旅行センター
伴流高志氏、船本幸伸氏
「大きなご病気やけがをされて、“もう旅行はできない”とお思いの方に、いつまでも旅を」と語るのは、クラブツーリズム株式会社 ユニバーサルデザイン旅行センターの伴流高志さん(写真左)。“誰にでもやさしい旅”の提供を目指し2015年に開設された同センターの前進は、1997年設立の“バリアフリー旅行センター”。旅をあきらめかけた会員のニーズに応えてきた実績を生かし、長い距離を歩かない『ゆったり旅』と、バリアフリーに特化した『杖・車いすで楽しむ旅』を多数提供している。「足腰に不安を感じ始めた方に“こういう旅があるなら安心”と思っていただけるプランを、段階ごとにご提案できる体制を目指しています」と、同センターのリーダー船本幸信さん(写真右)。
バリアフリー旅行の周知イベントとして2005年にスタートしたのが『ドリームフェスティバル』。“旅をあきらめない、夢をあきらめない”をキーワードに国内外の旅行を企画。旅行会社で初導入の専用リフト付きバスやトラベルサポーターの同行、入浴介助などのサービスが好評だ。「参加者同士の交流も期待以上」と伴流さん。「初めてご参加されたお客様がご自身より重度の障がいがある方の様々な旅の話をきいて、背中を押され次の夢につながっている様子をよく見かけます」。
同社では今年7月、認知症予防における旅行の効果検証のため東北大学加齢医学研究所との共同研究も開始。超高齢化社会に向け、クラブツーリズムの“誰にでもやさしい旅”は進化し続ける。
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クラブツーリズム株式会社 ユニバーサル旅行センター
伴流高志氏、船本幸伸氏