レポート
2018/03/23
みんなにやさしい「墨田区」を目指して
東京スカイツリー®で、うな重&空中散歩
今回のツアーは、バリアフリーツアーで20年の実績を持つクラブツーリズムの「杖・車いすで楽しむ旅」の1コースとして企画された「向島百花園・梅まつりと東京スカイツリー®」。車いすの方や階段乗降に不安がある方でも乗降しやすいリフト付きバスに、新宿から15人、上野から7人が乗車し、添乗員のほか介護資格を持つトラベルサポーターが、車いす利用の方専属1人、全体見守りで2人同行しました。
最初の目的地東京スカイツリーでは、ソラマチ7階の老舗うなぎ店「前川」でうな重を堪能。食事の後は、エレベーターで地上350mの天望デッキへ。そこでエレベーターを乗り換えさらに天望回廊へ。地上445mから約110m続くスロープをゆっくり歩き、451.2mの最高到達点ソラカラポイントまで空中散歩を楽しみました。「上まで登るのは初めて」という参加者も多く、平日も混雑する人気スポットほど、ツアーで訪れるメリットが大きいことを実感しました。
満開の梅にメジロ、向島百花園
向島百花園に到着するころには、すっかり打ち解けたご一行。お互いをいたわりながら、園内へと歩を進めます。「梅が見たかったけど、ひとりじゃちょっと不安で」と話す女性は、2年前に大病をして久々のツアー参加。満開の梅に迎えられ目を細めました。メジロが枝から枝へと遊ぶ姿に、思わず上がる歓喜の声。車いすでゆっくり園内散策、梅とスカイツリーをバックに記念撮影、茶屋で一休みと、思い思いのひとときを楽しみ、風が冷たくなる前にバスへ。車内では、この日が96歳の誕生日という方に、添乗員からプレゼントが手渡され拍手が沸きました。アットホームな空気に包まれ幕を閉じた「すみだ日帰り旅」でした。
◎参加者の声
毎年2回海外も行きますが、日帰り旅も好き。いつも自宅送迎のサポートも依頼しています。
もしも将来歩くのが難しくなっても、こういうツアーがあれば、ずっと旅を楽しめますよね。