レポート

2019/02/04

「臨床美術」ですべての人を心豊かに健やかに

特定非営利活動法人 日本臨床美術協会 常任理事 蜂谷和郎さん(右)と左 株式会社 芸術造形研究所 取締役 藤木晃宏さん(左)

「臨床美術」とは、絵やオブジェなどを作ることで脳を活性化させるプログラム。こども造形教室としてスタートした芸術造形研究所が1996年に、認知症患者と家族のケアのために脳外科医とともに開発。高齢者の脳機能訓練では「今さら絵なんて」と消極的だった94歳女性が「生きててよかった」と美術を楽しむ姿も見られた。病院、高齢者施設、教育現場からも注目が集まり、プログラムを実践する「臨床美術士」の養成講座を開設、NPO法人 日本臨床美術協会を立ち上げ資格認定も行う。
「美術は才能のある人だけのものではない、いつでも誰でも感じる力、表現する力を持っている」と、自身も彫刻家である同協会常任理事の蜂谷さん。長年一緒に取り組む画家で芸術造形研究所取締役の藤木さんも「上手にではなく自由に、五感を使うことで毎日が豊かになる」と笑顔を交わす。

「臨床美術」無料体験ワークショップ開催中

臨床美術の基本となるアートプログラムの体験ワークショップを随時開催。絵が苦手な人も、きっと新鮮な発見があるはず!

■お問い合わせ■ 芸術造形研究所 TEL03-5282-0210

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