連載コラム

2020/08/19

連載コラム 今日は誰目線?

国籍、年齢、身体特性などの多様性を力に、社会に新たな価値を創造する(株)ミライロのメンバーが、リレー形式で登場しそれぞれの視点で執筆します。


新しいコラムに込めた想い

 「今日は誰目線?」という新しいコラムがスタートしました。ミライロの社員が交代で執筆するコーナーです。
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、仕事や学校の授業、飲み会までリモートになっています。緊急事態宣言が発出されてからというもの、以前と比べ、障害のある方を街中で見かけることが少なくなったと感じます。一時的には仕方のないことですが、やはりこれは、社会的に大きな損失であると考えます。社会全体が障害者との接点を失うことは、今日まで進んできたバリアフリーや多様性への理解、その促進を鈍化させます。

全盲の社員・原口(右)と私


 今から、7年前のことです。私が最初に全盲の社員を採用したとき、正直、どんな仕事をしてもらえるのか、どんなサポートが必要なのか、わかりませんでした。でもある日、「目を貸してほしい」と全盲の彼から言われ、私はお客様からいただいた手紙を読み上げました。何かしなければいけないとばかり思っていましたが、彼の一言がきっかけで、私は肩の荷が下りるような気持ちになりました。大切なことは、本当に求められていることは、なかなか知る機会がありません。そこで、ミライロの社員がさまざまな角度から日頃の気付きや学びを書き記すことで、多様な視点をより多くの方へお伝えできればと考えています。


●垣内 俊哉
株式会社ミライロ 代表取締役社長。障害を価値に変える「バリアバリュー」理念のもと、車いすに乗る高さ106cmからの気づきを発信。

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