レポート

2023/02/28

2月27日City Tech. Tokyo(@国際フォーラム)に、デフリンピック金メダリスト・中田美緒選手が登場!

 

 東京都では、2025年9月に世界陸上、11月にデフリンピックが東京で開催され、世界中から様々な人々が集まることを契機に、 『いつでも・どこでも ・誰とでも』つながる、ユニバーサルコミュニケーションを推進しています。

 その取り組みの一環として、2月27、28日国際フォーラムで開催された「City Tech. Tokyo」に様々なユニバーサルコミュニケーションが体験出来るブースを出展しました。

 

 

 ブースでは各企業が開発したユニバーサルコミュニケーション技術を紹介。富士通が開発したのは、駅のアナウンスなどをAIを使って音を認識し、文字や手話、オノマトペ(擬音語、擬態語など)で表示ができるディスプレイ「エキマトペ」。

 開発のきっかけになったのは、会社と川崎ろう学校が近く、社員と生徒が仲良くなったことが始まり。ろう学校は学校数が少ないため、電車で通勤する学生が多く、「未来の通学をデザインしよう」をテーマにワークショップを行いました。「電車が近づいてきたのに気付かず怖かった」などの声が上がり、課題解決に向けて生徒と一緒にアイデアを考えて開発に至ったそうです。

 安心安全に登校出来る上に、伝えたい言葉の意味によってフォントが変わるなど楽しい機能も搭載。昨年6月から12月まで上野駅で実証実験を行い、色々なメディアでも取り上げられ、SNSでもたくさんのいいね、が付きました。2025年までに各駅に設置されると良いですね。

 またデフリンピック2017年サムスン大会デフバレーで金メダルを獲得した中田美緒選手がステージに登壇。デフリンピックが東京で開催されるにあたり、「私が生きているうちにデフリンピックが東京で開催されるなんて思いもよりませんでした。東京で開催されることは選手として大変な思い出になります」と喜びを手話を通じて表現。富士通が開発したからだで感じる新しいユーザインタフェース「Ontenna(オンテナ)」を体験する場面も。

Ontenna」の詳細はこちらから(https://ontenna.jp/

 最後に「デフリンピックの認知度が約16%とまだ低いのが現状です。競技として観て応援してもらいたくなるよう金メダルをと取れるように頑張ります。ぜひデフリンピック東京を応援してください」と意気込みを語りました。

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