連載コラム
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2018/12/03
2013年から、2018年のスピーチ
2013年、私は武道館に集まった8千人の前で、スピーチをしました。時間にしてたった8分間でしたが、当時は自分が持てるすべてを注ぎ込んで、やり切った自信がありました。しかし時間が経...
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2018/11/07
幅を広げる、トレーニング
自分の足で歩きたい。今でも、その気持ちは変わりません。高校を中退して挑んだリハビリの結果、歩けないことがわかっても、身体に残っている機能を失わないために、私はトレーニングを続けて...
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2018/10/31
多機能、多目的のちがい
海外各国を訪れましたが、日本ほど高機能なトイレが多い国は他にありません。狭い空間を最大限に活用し、おもてなし精神の溢れるきれいなトイレは、実に日本らしい文化。中でも、より多くの設備...
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2018/09/10
災害時、命を救うのは“慣れ”
目の前に、階段があるとします。車いすを安全に運ぶには、何人必要でしょうか?望ましいのは3人か4人。車いすの前方を2人、後方を2人で担ぐと安定しやすいからです。ただし、災害など緊急...
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2018/07/31
守られる立場から、築く立場へ
なにか大きなことをして、自分を好きになりたい。皆と同じ土俵に立ちたい。私が大学に進学したのは、そんな思いがあったからでした。障害者が進学し、働く機会は年々少しずつ増えています。法...
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2018/07/03
環境が先か、技術が先か
世界で初めて、岡山県に点字ブロックが設置されたのはもう半世紀前のことです。世界を見渡しても、日本ほど点字ブロックが普及している国は他にありません。日本の発明によって、世界中で視覚...
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2018/06/05
一ミリ、一音、一色
ミライロが運営しているサービスに、自分とは違う誰かの視点に立ち、適切な理解と行動を学ぶ「ユニバーサルマナー検定」があります。2013年8月に開始してから今まで、講義で使用している...
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2018/05/02
未来の選択肢
「誰もが、自分らしく生きられる環境を作りたい」と、彼(写真右端)が入社したのは2015年。身体は女性、心は男性として生きてきたトランスジェンダーの当事者です。営業として駆け回る傍...
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2018/03/28
平昌から東京へ
ユニバーサルデザインの状況を調べるため、平昌パラリンピック大会を訪れました。開会式会場では、すぐにボランティアの方が駆け寄って、車いすを担ぎ上げてくれました。スロープや多目的トイレ...
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2018/02/28
ウィーン行きの飛行機の中で
東京、茨城、愛知、京都、大阪、兵庫、山口。国内を転々としていたかと思えば、今は海を渡りオーストリアのウィーンへ向かっています。子どもの頃の私は、車いすで出掛けることが憂鬱でした。...