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インタビュー

アントニーさん
5年後の日本はハーフが飛躍!アントニーさん芸人

両親は日本人なのにハーフというややこしさ

 実の父親の記憶はないんです。3歳くらいで亡くなったので。5歳のときに、母親が日本人の父親と再婚して、僕と弟を完璧に自分の子どもとして育ててくれたので、僕にとって父親は今の父親だけ。なのに幼稚園に行ったら「あれ、なんか俺だけ違う」。周りの子も「アントニーは外国人なの?」って聞いてくるし。アメリカ人の父親がいれば「ああハーフなのね」ってなるんですけど、両親は日本人だし、意味がわからなかったですよね(笑)。
 子どものころから身体も大きくて、スポーツ好きだし、面白いことを言うのも大好きだったので、いじめられたことはないんですけど、イヤはイヤでしたね、このルックスで英語ができないってことが。中1で英検5級に落ちたことも、今でこそネタにして笑ってもらってますけど、当時は全く笑えなかった。英語を勉強しているところを見られるのも、イヤでしたね。本当に笑えるようになったのは、芸人になってからです。

自分も周りの人もハーフを自然に受け入れられる時代

 僕らコンビで営業に行くと、お客さんに「一番遠くから来た人、誰?」って聞くんです。この間、石川県から来た修学旅行の中学生がいたんですけど、その中の一人が「俺、インド!」って叫んで、周りの友だちが大爆笑。よく見たら確かにインド系のハーフなんです。僕が芸人になってやっとできるようになったことを、普通にやれちゃってる。ハーフも自然な時代になったなあって、あの瞬間感じました。
 前に新聞の投稿欄で「自分はハーフで引っ込み思案だったけど、テレビでアントニーを見たら元気が出ました」って書いてくれた子がいて、うれしかった。今はクラスにハーフが3人くらいは普通らしいですよ。ハーフの高校生アスリートも、5年後にはもっと活躍してますよね、きっと。僕もハーフだから芸人になれた。ハーフでよかったと思います。僕も5年後には、英語ペラペラか、MC番組か!頑張ります(笑)!

【プロフィール】お笑いコンビ「マテンロウ」のツッコミ担当。1990年東京生まれ。母は日本人、3歳で死別した実父はアメリカ人のプロボクサー。2歳年下の弟がいる。今年2月、自伝的エッセイ『アイ アム ジャパニーズ~これがハーフ芸人の生きる道』(ワニブックス)を発行。